AWSのカスタマーサクセスサイトとは?役割やおすすめサイト5選を紹介
AWSサービスは200を超えており、どのサービスを使用すべきかわからない方もいるでしょう。
そのような方やこれからAWS導入・移行を考えている場合は、AWSのカスタマーサクセスサイトを活用してみてはいかがでしょうか。
AWSのカスタマーサクセスサイトを活用することで、自社に必要なサービスを見極め、AWSのメリットを最大限活かせます。
本記事では、AWSのカスタマーサクセスサイトの役割や利用するメリットなどをご紹介します。
記事終盤では、AWSのカスタマーサクセスサイトを5選ご紹介するので、ぜひサイト選びの参考にしてください。
目次
AWSのカスタマーサクセスサイトとは?
AWSのカスタマーサクセスサイトは、AWSサービスを最大限活用できるようにサポートするサイトです。KPIにリテンション率やオンボーディング完了率、解約率、顧客満足度などを設定している企業におすすめです。
またマーケティング、インサイドセールス、営業、サポート、開発などの部門で活用できるでしょう。能動的で継続的なつながりを持ってサポートしてもらえる点が特徴です。
AWSのカスタマーサクセスサイトを利用するメリット
カスタマーサクセスサイトを利用しようか迷っている場合、まず利用するメリットを確認してみましょう。ここでは、AWSのカスタマーサクセスサイトを利用するメリットを3つご紹介します。
AWSの活用方法を教えてもらえる
AWSのカスタマーサクセスサイトを利用すると、他の企業や組織がAWSをどのように活用しているかの事例を知ることができます。これにより、自らのビジネスやプロジェクトにおいて最も適したAWSの活用方法を模索するヒントが得られるでしょう。
AWSの各サービスの使い方だけでなく、セキュリティやコスト効率の観点からのベストプラクティスも学べます。具体的には、無駄なコストを削減したり、セキュリティのリスクを低減したりする方法を知ることができます。
またカスタマーサクセスサイトでは、よくある質問や疑問点に関する情報が集約されているケースが多いです。これにより、自らが抱える疑問や課題を迅速に解消できるでしょう。
障害時に対応してもらえる
クラウドインフラストラクチャを利用する際、障害やトラブルは避けて通れない問題です。カスタマーサクセスサイトを活用すると、緊急時のトラブルにも対応してもらえます。
AWSの専門家や技術サポートチームに直接相談でき、障害の原因の特定なども行ってもらえます。専門的な知識が必要な場合でも、迅速に復旧してもらえることが多いです。
またカスタマーサクセスサイト上では、リアルタイムにAWSの障害情報や復旧の進捗が更新されます。これにより、ユーザーは障害の状況や影響範囲を迅速に把握し、適切な対応が取れるでしょう。
AWSの障害時に備えて、事前に予防策を講じてもらえるケースがあります。過去のAWSの障害事情や事例をもとに、自社に合った対策方法を提供してもらえるでしょう。
コストの最適化を行ってもらえる
カスタマーサクセスサイトを利用すると、AWSのコスト最適化の専門家から直接アドバイスや推奨事項を受け取ることができます。これにより、不要なコストをカットし、必要なサービスに対して最もコスト効率の良い方法で資金を投じられるでしょう。
AWSには、コストと使用状況を分析するAWS Cost Explorerなどのツールがあります。カスタマーサクセスサイトを通じて、ツールの使い方や最適な設定方法を学ぶことも可能です。
またAWSは時折、サービスの料金割引やキャンペーンを行うことがあります。カスタマーサクセスサイトを利用することで、キャンペーンなどの最新情報を迅速にキャッチし、コスト削減の機会を逃さないようにできるでしょう。
AWSのカスタマーサクセスサイトの役割
ここでは、AWSのカスタマーサクセスサイトの役割を3つご紹介します。
AWSの導入支援
カスタマーサクセスサイト上では、新しいAWSサービスを導入する際のステップバイステップのガイドやチュートリアルを提供しています。これにより、ユーザーは迷わずにAWSを導入できるでしょう。
AWSの各サービスには、最も効果的な利用方法や設定が存在します。カスタマーサクセスサイトでは、これらのベストプラクティスを紹介し、ユーザーが最適な設定や利用方法を学べるでしょう。
また一部のカスタマーサクセスサイトでは、AWSの導入や利用に関するワークショップやセミナーを定期的に開催しているところがあります。参加することで、実際の手順を学んだり、AWSの専門家から直接アドバイスを受けられます。
AWSの運用や保守サポート
カスタマーサクセスサイト上で、AWSのサービス運用に関するガイドラインやドキュメントが提供されています。これにより、ユーザーはサービスの日常的な運用方法や最適な運用戦略を理解できるでしょう。
またAWSのサービスには、定期的にパッチやアップデートが提供されます。カスタムサクセスサイトでは、これらの最新情報や適用方法、影響範囲などがわかりやすく紹介されています。
AWSアカウントや支払いの管理
カスタマーサクセスサイトを通じて、複数のアカウントを一元的に管理し、権限やポリシーを効率的に設定してもらえます。システムやデータを守るために、セキュリティ強化も行ってくれます。
AWSの利用料金は、多岐にわたるサービスごとに異なります。AWSのプロに支払いも任せることで、コストが予算を超えないように管理してもらったり、日本円で請求してもらったりします。
AWSのカスタマーサクセスサイト5選
ここでは、AWSのカスタマーサクセスサイトを提供している企業を5選ご紹介します。
株式会社サーバーワークス
株式会社サーバーワークスは、AWSのメリットを最大に活用できるように、各社に合ったサービスを提供しています。2014年からAWS プレミアティアサービスパートナーに認定されており、サイトの顧客満足度は90%以上です。
AWSプレミアティアサービスパートナーのクラウド専業企業のなかで、唯一の東証プライム上場企業としても知られています。
カスタマーサクセスサイトでは、各企業が抱えているAWSの課題の解消に努めています。新サービス導入時には、最新のベストプラクティスに沿っているか、他社で障害が発生するような事案はないかなどをリサーチします。
またAWSの高いパフォーマンスを維持しながら、コストの最適化にも対応可能です。削除すべきリソースを洗い出したり、使っていないサービスがないかを確認したりして、結果的にコストを削減できる可能性があります。
株式会社ターン・アンド・フロンティア
株式会社ターン・アンド・フロンティアは、全国で500社以上の実績を誇っている企業です。AWSの東京リージョンは開設される前から実績があり、豊富なノウハウでさまざまな企業をサポートします。
カスタマーサクセスサイトでは、AWSの設計や構築、導入後の運用や保守までサポートしています。ヒアリング内容をもとに、200以上あるAWSサービスの中から、各社に合ったサービスを提案しています。
またAWSの請求代行まで任せられ、従量課金制ではなく、月額料金での支払いに対応可能です。ドル建て従量課金ではなく、月額固定料金を日本円でお支払いいただけます。
クラスメソッド株式会社
クラスメソッド株式会社は、2022年にSI Partner of the Year – GLOBALを受賞している企業です。AWSのトップエンジニアの在籍数は国内最多であり、AWSに詳しい担当者が対応してくれます。
カスタマーサクセスサイトでは、今までに3,000社以上のサポート実績があります。今まで支援した企業の業種はさまざまで、ヒアリング内容をもとに安全性の高いシステム環境を構築します。
またすでに構築した環境やこれから構築する予定の環境に対し、AWS認定資格を持つスタッフからレビューしてもらうことも可能です。改善すべき点を指摘してもらえるので、最適な環境でシステム運用・サービス提供ができるでしょう。
株式会社協栄情報
株式会社協栄情報は、AWSプロフェッショナル認定資格者によるサポートを提供している企業です。エンジニアの資格取得に対する支援制度が充実しており、AWSに関する知識を身につけたい場合におすすめです。
AWSのカスタマーサクセスサイトでは、AWSの構築や導入、コスト最適化、請求代行、アプリ開発などをサポートを行っています。サポート内容ごとにサービスが分かれているので、必要な箇所のみサポートを受けることが可能です。
また脆弱性診断サービスも提供しており、アプリのセキュリティの脆弱性を調べられます。ただAWSを導入するのではなく、安心してサービスを提供したい場合にも適しています。
富士ソフト株式会社
富士ソフト株式会社は、設計や導入、運用、保守までワンストップでサポートしている企業です。情報系・基幹系などを問わず、IoTを含めたすべてのシステムのAWS導入・移行に対応が可能です。
AWSのカスタマーサクセスサイトでは、パナソニック株式会社エレクトリックワークス社やTOTO株式会社などの大企業をサポートした実績があります。目的に合ったサービスを提供しており、コスト最適化にはAWS運用保守サービス、ビジネスの変革には内製化支援サービスがおすすめです。
まとめ
AWSのカスタマーサクセスサイトでは、AWSの導入や運用、保守、アカウントや支払いなどの管理を行っています。はじめてAWSを利用する場合でも、プロによるサポートで安心して利用できるでしょう。
カスタマーサクセスサイトを利用することで、各企業に合った最適な使い方をアドバイスしてもらえます。結果的に、コストの最適化や業務の効率化などにつながるでしょう。
また本記事では、おすすめのカスタマーサクセスサイトを提供している企業をご紹介しているので、AWSの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。