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AWSの導入の流れを6つの手順に分けて解説|導入するときに注意すべきこととは?

2023.04.27

AWS(Amazon Web Services)の利用を検討している方の中には、「どうやって導入すればいいのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。

AWSを導入する前に流れや手順を把握しておくと、少しでもスムーズに導入を進められます。

本記事では、AWSを導入する流れを6つの手順に分けて紹介します。

そのほか、AWSを導入するメリットや導入するときの注意点などもお伝えするので、AWSの導入で失敗しないためにもぜひ参考にしてください。

AWSサーバーの基本構成

ここでは、AWSサーバーを構成する基本となるサービスをご紹介します。

Amazon VPC

Amazon VPC(Virtual Private Cloud)は、AWSクラウド上でユーザー専用の仮想ネットワークを作成できるサービスです。

VPCを使用することで、EC2、RDS、Lambdaなどのリソースをユーザーが完全に管理できるネットワーク環境に配置し、ネットワークの設定を柔軟にカスタマイズ可能な環境を実現できます。

VPCは、高いセキュリティを提供するために、複数の機能を組み合わせて使用が可能です。

組み合わせ可能な機能の一つが、セキュリティグループです。

セキュリティグループは、 VPC内のインスタンスに対するトラフィックの許可や拒否を制御する仮想ファイアウォールであり、インバウンドおよびアウトバウンドのトラフィックを、プロトコル、ポート、IPアドレスなどに基づいて制御します。

また、VPCはオンプレミスのネットワークと安全に接続するために、VPNを使用して接続可能です。

これにより、クラウド環境とオンプレミス環境間のデータ通信を暗号化して保護します。

AWS Internet Gateway

AWS Internet Gatewayは、Amazon VPC内のリソースがインターネットと通信できるようにするためのコンポーネントです。

VPC内のパブリックサブネットに配置されたインスタンスがインターネットからアクセス可能になり、またインターネット上のリソースにもアクセスできるようになります。

Internet Gatewayは、VPC内のインスタンスとインターネットとの間の双方向通信を可能にする役割があります。

これにより、インスタンスはインターネットからのリクエストを受け取ることができ、またインターネット上のリソースにアクセスすることも可能です。

また、Internet Gatewayは、トラフィックの量に応じて自動的にスケールするので、ユーザーが手動でスケールさせる必要はありません。

ALB

ALB(Application Load Balancer)は、AWSのElastic Load Balancingサービスの一部で、アプリケーション層でのトラフィックの負荷分散を行うためのリソースです。

ALBは、HTTPおよびHTTPSトラフィックのルーティングを効率的に処理し、Webアプリケーションやマイクロサービスアーキテクチャに適した機能を提供します。

ALBは、HTTPおよびHTTPSプロトコルに基づいてトラフィックを分析し、各リクエストの内容に基づいて適切なバックエンドインスタンスにルーティングします。

これにより、ユーザーのリクエストに応じて柔軟なトラフィック管理が可能です。

また、ALBは、リクエストのURLパスやホスト名に基づいてトラフィックをルーティングすることができます。

そのため、同一のALBを介して複数のアプリケーションやサービスを効率的に管理できるようになるでしょう。

Amazon EC2

Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)は、インスタンスの数を簡単に増減できるため、トラフィックやリソースの需要に応じたスケールアップやスケールダウンが可能です。

ユーザーは、CPU、メモリ、ストレージのリソースが異なるさまざまなインスタンスタイプから選択できます。

これにより、特定のワークロードやアプリケーションに最適なインスタンスを選定が可能です。

また、EC2は、AWSのセキュリティグループやIAMを使用して、アクセス制御やセキュリティを強化でき、セキュリティグループによりトラフィックの許可や拒否を行えます。

EC2インスタンスには、Amazon EBS(Elastic Block Store)やインスタンスストレージなど、さまざまなストレージオプションを利用できます。

EBSはデータの永続性を提供し、インスタンスが停止してもデータの保持が可能です。

Amazon RDS

Amazon RDS(Relational Database Service)は、AWSが運用するため、ユーザーはデータベースのインフラストラクチャやハードウェアの管理から解放され、データベースの設定や監視、バックアップに集中できます。

Amazon RDSは、複数のリレーショナルデータベースエンジンをサポートしています。

これにより、ユーザーは自分のニーズに最適なエンジンを選べるでしょう。

RDSは、データベースインスタンスのサイズを簡単に変更できるため、アプリケーションの成長に応じてスケールアップやスケールダウンが可能です。

また、リードレプリカを使用して読み取り専用のトラフィックを分散させることもできます。

AWS構築の前にしておくべきこと

ここでは、AWSを構築する前にしておくべきことを5つご紹介します。

1. はじめに何をすべきか理解する

AWSを利用してシステムやアプリケーションを構築する前に、事前に理解しておくべきことや準備を行うことが重要です。

AWSを使用する目的や達成したい目標を明確にする際、例えば、新しいアプリケーションの開発、既存システムの移行、データのストレージソリューションの構築など、具体的な用途を把握しましょう。

プロジェクトに関連するビジネス要件を洗い出し、何を求められているのかを理解することが大切です。

具体的には、予算、タイムライン、スケーラビリティ、可用性などが含まれます。

2. AWSサービスの全体像を掴む

AWSは、非常に多くのサービスを提供しており、クラウドコンピューティングの幅広いニーズに対応しています。

AWSを効果的に活用するためには、まずAWSサービスの全体像を把握することが重要です。

AWSサービスには、大きく分けてストレージサービス、データベースサービス、ネットワーキングサービス、セキュリティとアイデンティティ管理、モニタリングサービス、計算サービスなどがあります。

構築する前に、どのような種類のサービスがあるのかを知ることで、本当に必要なサービスを見極められるでしょう。

3. AWSの各サービスについて詳しく知る

AWSは、200を超えるクラウドサービスを提供しており、それぞれのサービスが異なる機能を持っています。

例えば、ストレージサービスには、Amazon S3(Simple Storage Service)やAmazon EBS(Elastic Block Store)、Amazon Glacierなどがあります。

そのほか、データベースサービスは、Amazon RDS(Relational Database Service)やAmazon DynamoDB、Amazon Redshift、Amazon VPC(Virtual Private Cloud)、AWS Direct Connectなどさまざまです。

同じ種類のサービスでも特徴が異なるので、具体的にどのようなサービスがあるのか知ると良いでしょう。

4. 参考書やAWS公式資料などで知識を深める

AWSを構築・運用するためには、しっかりとした知識が必要です。

特に、AWSは非常に広範なサービスを提供しているため、理解を深めるためのリソースを活用することが重要です。

AWSが提供する公式ドキュメントには、各サービスの詳細な説明や使い方が記載されています。

具体的な操作手順や設定方法が掲載されており、開発者や運用担当者にとって重要な情報源となるでしょう。

また、AWSは公式のトレーニングプログラムを提供しており、基礎から応用までさまざまなレベルのコースがあります。

多くのプラットフォームでAWSに関する講座が提供されています。

実際のプロジェクトを通じて学ぶことができ、実践的なスキルを習得できるでしょう。

5. 常に最新情報をキャッチする

AWSは、急速に進化しているクラウドプラットフォームであり、新しいサービスや機能が頻繁に追加されています。

そのため、AWSを効果的に活用するためには、常に最新の情報をキャッチすることが重要です。

AWSの公式ブログでは、新しいサービスや機能の発表、事例研究、ベストプラクティスに関する記事が定期的に公開されています。

最新の情報を迅速に得るためには、このブログを定期的にチェックすることが有効です。

そのほか、アーキテクチャや設計に関するトピックを深堀りするブログや、AWSのエキスパートがさまざまなトピックについて解説するオンラインウェビナーなどもあります。

また、AWSの公式アカウントをフォローすることで、最新情報をリアルタイムで受け取ることができます。

また、関連する技術者やAWSの専門家をフォローしても良いでしょう。

AWSの導入やサーバー構築の流れ|6つの手順

AWSの導入やサーバー構築の流れ|6つの手順
AWSを導入する際には、事前に流れや手順を把握しておくことがおすすめです。AWSを導入する大まかな流れを知っておくと、スムーズに導入を進められるでしょう。

ここでは、AWSを導入する流れやサーバー構築する手順を紹介します。

手順1.AWSアカウントを作成する

まずは、AWSアカウントを作成する必要があります。こちらにアクセスしてメールアドレスを送信すると、アカウントの作成が可能です。

アカウント情報を入力したあと、支払い情報や連絡先などを入力します。SMSまたは自動音声電話での認証に進み、AWSのサポートプランを選んで完了です。

AWSアカウントを作成したら、サインアップします。

またAWSを導入する前に、AWSが提供しているチュートリアルで体験しておくと良いでしょう。あらかじめAWSの操作方法を把握しておくと、本番で失敗するのを防げます。

手順2.VPCを作成する

AWSにサインアップしたら、VPCを作成しましょう。

そもそもVPCとは、従来のネットワークと似ている仮想プライベートネットワーク環境を作成できるサービスです。VPCでしか利用できないAWSのサービスがあり、VPCならではのメリットがあります。

AWS上でサーバーを構築する際には、まず土台となるVPCを作成しなければいけません。ほかのネットワークとは遮断されておりセキュリティ精度が高いといえますが、設定を行えばインターネットやオンプレミス環境との通信ができます。

手順3.サブネットを作成する

VPCを作成したら、サブネットを作成する必要があります。

サブネットとは、VPC内のIPアドレス範囲の一部です。AWSリソースが配置される場所を定義するために必要なものであり、高可用性と耐久性を確保できるメリットがあります。

またサブネットでは、セキュリティグループとネットワークACLを適用させてセキュリティ強化を図れます。

手順4.インターネットゲートウェイやルートテーブルを作成する

サブネットを作成したら、インターネットゲートウェイとルートテーブルを作成しましょう。

インターネットゲートウェイとは、VPCからインターネットにつながる出入口のようなものです。インターネットゲートウェイを作成しなければ、インターネットへのアクセスができないので注意しましょう。

ただし、インターネットゲートウェイを作成したからといって、どの通信をインターネットに向ければ良いのかが明確になったわけではありません。

ルートテーブルを作成することで、どの通信をインターネットに向けるべきかを設定できます。ルートテーブルは、システムのパフォーマンスの最適化で重要な役割です。

ルートテーブルの設定までは、EC2インスタンスを作成するまでの準備と捉えると良いでしょう。

手順5.EC2インスタンスを作成する

AWSのEC2インスタンスを作成するとき、AWSのダッシュボードから「Launch Instance」をクリックしましょう。

AWSの画面にある「Launch Instance」をクリックし、EC2インスタンスを作成します。インスタンスを作成する際、以下のような設定を行う必要があります。

  • AMIの選択(今回はLinuxの選択を想定)
  • インスタンスタイプの選択
  • ストレージの追加
  • タグの追加
  • セキュリティグループの設定

AWSで選択できるAMIの種類は、公式AMIやAWS Marketplaceで提供されるサードパーティのAMIなどさまざまです。

またインスタンスタイプは、CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク帯域幅などによって選べるものが複数あります。タイプによって、コストや性能特性が異なるので事前に確認しておきましょう。作成後、変更することは可能ですのでコストの面から最少スペックで起動するのが良いでしょう。

手順6.SSHを使ってインスタンスに接続する

インスタンスを作成したら、SSHを使ってインスタンスに接続します。

SSHとは、ネットワーク上で安全なアクセスを実現するために必要な暗号化プロトコルです。不正アクセスなどのトラブルを防ぐためにも重要です。

またSSHを使用する際、OSの種類によってソフトをインストールする必要があります。Windowsの場合は、SSHのクライアントソフト「Tera Term」などをインストールしましょう。

一方でMacの場合は、もともと搭載されている「ターミナル」の使用が可能です。そのため。SSHクライアントソフトをインストールする必要はありません。

こちらの資料では、AWSの導入を検討されている方へ向けて、AWSの基礎知識から構築ステップ、よくある質問まで、最低限押さえておいた方が良い情報をまとめております。

もし、今AWSによるWEBサービスの構築や設計をお考えの方は下記の資料を確認しながら、AWSの特性や自社にマッチしているかをご確認ください。

AWSを導入するメリット6つ

AWSを導入するメリット6つ
クラウド上でのシステム構築やクラウド移行を考えている方は、AWSの導入を検討してみてはいかがでしょうか。まずは、AWSを導入するメリットを確認すると良いでしょう。

ここでは、AWSを導入するメリットを6つ紹介します。

構築や移行期間を短縮できる

AWSを活用することで、サーバーやHDDなどを自分で準備する必要がないので、システム構築や移行期間を大幅に短縮できます。

効率的に設計・構築を行えるので、特にビジネスを目的にシステムを構築したい方におすすめです。

またAWSには、公式で提供しているチュートリアルが充実しています。そのためAWSを利用したことがない初心者でも、チュートリアルに沿って操作を進められるでしょう。

コストを削減できる

AWSは初期費用が無料なので、導入費用を抑えたい方におすすめです。

通常のシステム開発では、サーバーやHDDなどの購入費や契約料金などがかかるので、どうしても初期費用がかかってしまいます。

一方でAWSなら、初期費用を準備しなくてもシステム構築やクラウド移行ができるので、はじめてクラウド上でデータを扱うという方にとっても導入のハードルが下がるでしょう。

また、月額料金の決定では従量課金制を採用しています。

システムのデータ量やデータ転送量、作動時間などによって料金が異なります。そのため大規模システムの場合は月額料金が高くなる傾向にありますが、小規模システムは低コストで運用できるでしょう。

さらにAWSのサービスの中には、無料利用枠を設けたものがあります。それらのサービスを活用すれば、よりコスト削減を実現できるでしょう。

過去には、AWSのサービスを開始してから129回以上の値下げを実施しています。これからも値下げを積極的に実施する可能性があるので、コスパ重視の方は必見です。

グローバル展開が期待できる

AWSで構築したシステムは、世界各国からアクセスできます。そのため世界中のユーザー向けシステムを作成した場合、グローバル展開が十分に期待できるでしょう。

ただし、グローバル展開と聞くと難しいとイメージされる方も多いのではないでしょうか。実際に海外へのシステム展開を行う場合、契約する手間がかかってしまいます。

一方でAWSを導入する場合、AWSでアカウントを作成した時点で世界中のデータセンターへのシステム展開が可能なので、難しい操作を行う必要はありません。

高性能かつ拡張性を高められる

AWSでは200以上のサービスを提供しており、必要なサービスを取り入れて性能を高められます。

AWSは日々アップデートされているので、常に最先端技術をシステムに反映させることが可能です。バージョンアップの回数は、1年に1,430回を超える年もありました。

またストレージやメモリなどいつでも変更でき、希望に合わせて柔軟に拡張が可能です。はじめは最低限必要なサービスを取り入れて、必要に応じてサービスの追加を検討すると良いでしょう。

セキュリティ向上を目指せる

AWSを導入すると、Amazon側で情報処理の最適化が行われるので、常にセキュリティ万全の状態を保てます。

セキュリティ対策はAmazon側に任せられるので、こちらが管理する手間も省けるでしょう。

またAWSを導入している企業の中には、マクドナルドなどの一流企業や、NTTドコモやソニー銀行などがあります。個人情報を扱う企業でも積極的に取り入れられているので、それほどセキュリティに対する信頼性が高いといえるでしょう。

日本語で対応を受けられる

AWSは、世界各国で利用されているサービスですが、日本語での問い合わせにも対応しています。

AWSのサポートプランによっては、24時間365日有人オペレーターによって対応が可能です。対応してくれるスタッフは、日本人なので返答も日本語で対応してもらえます。

また対応方法は、電話だけではなくチャットやメールもあります。システムエラーや不正アクセスなどの緊急時であれば、1時間以内に対応してもらえるので安心です。

緊急度が低い場合でも、24時間以内に対応してもらえることが多いので、何日も返答が来ないということはないでしょう。

AWSの導入の流れで注意すべきこと3つ

AWSの導入の流れで注意すべきこと3つ
AWSを導入する際には、注意すべき点がないか確認しておきましょう。

ここでは、AWSを導入するときの流れで注意すべき点を3つ紹介します。

コストを把握しにくい

AWSは従量課金制を採用しているので、今後のコストを把握しにくい点がデメリットです。

AWS上で扱うデータ量や利用するサービスによっては、翌月から料金が高くなるケースがあります。定額制のサービスと比べると、予算内におさまるのか確認しづらいです。

また利用すればするほど料金がかさみやすいですが、休日や夜間などシステムを停止する時間をつくるなど、少しでもコストを抑えられます。

セキュリティ対策が必要である

AWSを導入する際には、セキュリティ対策が必須です。

AWSでのセキュリティを高めるには、IAMを設定してアクセス許可の管理を行いましょう。第三者がアクセスできないよう、権限を最小に抑えることがポイントです。

またデータの暗号化を行うことで、さらにセキュリティ強化が期待できます。定期的なバックアップなど、こちら側でもセキュリティ対策を実施することが大切です。

パフォーマンスの監視が必要である

AWSを導入したあとは、パフォーマンスの向上や維持のために監視する必要があります。

パフォーマンスを管理するには、モニタリングやログの回収が必要です。ただし、24時間365日間の監視には、人手や手間がかかってしまいます。

手間を省いたり問題をスムーズに解決するためには、AWS CloudWatchの利用がおすすめです。AWS CloudWatchを活用すれば、パフォーマンスを監視して障害などの問題が発生した際にはすぐに対処してもらえます。

初心者はAWS構築代行もおすすめ!

AWS構築初心者で不安なことがたくさんあるという方は、構築を代行会社に依頼することがおすすめです。

ここでは、AWS構築を代行会社に依頼するメリットを3つご紹介します。

1. 自社リソースの利用が抑えられる

AWS構築代行を利用することで、専門的な知識を持つプロフェッショナルに依頼できます。

これにより、自社内での技術者の育成や研修にかかる時間やコストを抑えられる可能性があるでしょう。

AWSは常に進化しており、新しいサービスや機能が頻繁に追加されます。

構築代行を行う企業は、これらの最新情報をキャッチアップしているため、最適なソリューションを提案してもらえるでしょう。

また、自社での構築作業には多くの時間と労力がかかりますが、外部の専門家に依頼することで、迅速に構築を進められます。

自社のITチームが他のプロジェクトや日常業務に専念できるようになり、人材リソースを最適に活用することができるでしょう。

2. サービスやプランの最適化ができる

AWSは数百のサービスを提供しており、各サービスには特定のユースケースや機能があります。

構築代行を利用することで、専門家が各サービスの特徴を理解しており、プロジェクトに最適なサービスを選定できます。

また、AWSにはさまざまな料金プランがあり、構築代行業者はこれらを適切に活用する方法を熟知しています。

そのため、コストを最小限に抑えつつ、必要なリソースを確保できるでしょう。

3. 運用や請求も代行できる可能性がある

AWSの構築代行を利用することには、運用や請求の管理を代行してもらえる可能性があるという重要なメリットがあります。

このメリットは、企業がクラウドインフラを効率的に管理し、リソースを最適化するために大いに役立ちます。

構築代行業者はAWSの専門知識を持っており、日常的な運用管理や監視を行うことができます。

これにより、自社内での運用負担が軽減され、ITチームは戦略的な業務に集中できるようになるでしょう。

運用代行を利用することで、定期的なバックアップやパッチ適用、セキュリティチェックなどのメンテナンス作業が自動的に行われ、安定した運用が実現します。

また、構築代行業者はAWSの料金体系を熟知しており、適切なリソースの使用に基づいた請求を行えます。

請求代行も依頼すれば、コストの透明性が高まり、予算管理が容易になるでしょう。

まとめ

AWSを導入する流れでは、はじめにAWSアカウントを作成するなどの準備を行う必要があります。

AWSを活用することで、システムの構築期間やコストの大幅削減や、拡張性やセキュリティ精度の向上などのメリットが得られる可能性があります。

またAWSでは、カスタマーサービスで日本語での問い合わせが可能です。

ただし、コストの見積もりが複雑で導入費用を把握しづらく、常にセキュリティ対策を行う必要があるので、管理に手間がかかってしまいます。

AWSを利用したことがない初心者は、AWSのパートナー企業が提供している導入支援サービスの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

コストやセキュリティ面などの不安を払拭するためにも、一度AWS導入のプロに相談してみることをおすすめします。