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AWSのWebサーバーの構築方法|外部委託するメリットやポイント

2025.02.19

AWSサービスを利用するとWebサーバーを構築できますが、どのような手順で進めて良いかわからない、AWSの使い方がわからないと悩んでいる方がいるのではないでしょうか。

本記事では、AWSのWebサーバーを構築するのに必要なサービスや、構築する流れをご紹介します。

そのほか、AWSのWebサーバー構築を外部委託するメリットや委託先の選び方もお伝えするので、AWSでのサーバー構築を検討している方はぜひ参考にしてください。

AWSのWebサーバーとは?

AWSのWebサーバーとは、AWS上で提供されるWebサイトやWebアプリケーションをホストするためのサーバーです。

AWSではさまざまなWebサーバーの構築方法があり、用途や要件に応じて選択できます。  

主なAWSのWebサーバー構築方法には、以下のサービスを利用したやり方があります。

  • EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)
  • Elastic Beanstalk
  • Lightsail
  • AWS Lambda
  • S3+CloudFront

動的なWebアプリを構築する場合は、EC2やElastic Beanstalk、Lambdaが適切です。

静的なWebサイトは、S3+CloudFrontやLightsailを利用しましょう。

初心者向けで簡単に運用したいときは、LightsailやElastic Beanstalkがおすすめです。

サーバーレスで運用コストを抑えたい場合は、Lambdaが適しています。

本記事では、EC2を使ったWebサーバーの構築方法について解説するので、動的なWebアプリを構築したい場合はぜひ参考にしてください。

AWSのWebサーバー構築で利用するサービス

ここでは、AWSのWebサーバー構築で利用するサービスを6つご紹介します。

1. VPC

AWSのVPCとは、AWS上で仮想的なネットワーク環境**を構築できるサービスです。

他のAWSユーザーと共有せず、自分専用のネットワーク環境を作成でき、会社やプロジェクトごとに分けた安全な環境を作れるメリットがあります。

プライベートIPアドレスとパブリックIPアドレスを使い分けることが可能です。

セキュリティグループやネットワークACLを設定してアクセス制御ができ、特定のIPアドレスやサーバー同士の通信のみ許可が可能で、セキュリティは高いです。

インターネットゲートウェイを使えば外部と通信可能で、VPN接続やDirect Connectを使えば、オンプレミスとの接続もできます。

2. サブネット

AWSのサブネットとは、AWSのVPC内でネットワークをさらに分割する単位です。

サブネットを使うと、Webサーバーやデータベースの配置を適切に管理し、セキュリティや通信の効率を向上できます。

サブネットには、パブリックサブネットとプライベートサブネットの2種類があります。

パブリックサブネットは、インターネットと通信可能なサブネットです。

インターネットゲートウェイ(IGW)を介して外部とやり取りでき、Webサーバーやロードバランサーなどを配置します。

Webサイトを公開するEC2サーバー、インターネットと直接通信が必要なアプリケーションで使用するケースが多いです。  

プライベートサブネットは、インターネットから直接アクセスできないサブネットです。

NATゲートウェイやVPNを使えば外部と通信可能で、データベース、アプリケーションサーバー、バッチ処理用サーバーなどを配置します。

データベースサーバー、社内専用のアプリケーションサーバー、セキュリティを強化したサーバーで使用するケースが多いです。  

3. Internet Gateway

AWSのInternet Gatewayとは、AWSのVPC内のリソースをインターネットと接続するためのゲートウェイです。

Internet Gatewayを設定することで、Webサーバーが外部のユーザーからアクセスできるようになります。  

Internet Gatewayを利用するには、以下の条件を満たす必要があります。  

  • パブリックサブネット内のEC2にパブリックIPまたはElastic IPを付与する
  • パブリックサブネットのルートテーブルにIGWを経由するルートを設定する
  • セキュリティグループとネットワークACLで適切な通信を許可する

4. ALB

AWSのALBとは、AWSのElastic Load Balancingサービスの一種で、アプリケーションレベルでトラフィックを分散するロードバランサーです。

Webサーバーの負荷を分散し、可用性・スケーラビリティ・セキュリティを向上させるのに役立ちます。   

5. Amazon EC2

Amazon EC2とは、AWSが提供する仮想サーバーを提供するクラウドサービスです。  

EC2を使うと、Webサーバーやアプリケーションサーバーを自由に構築・運用・スケールできます。  

Amazon Linux、Ubuntu、Windows ServerなどのOSを利用でき、独自のカスタムOSもインストールが可能です。

使った分だけ課金でき、  長期利用なら割引が適用されます。  

セキュリティグループでアクセス制御が可能で、VPC・サブネットを利用してネットワーク環境を管理 できます。

6. Amazon RDS

Amazon RDSとは、AWSが提供するマネージド型リレーショナルデータベースです。  

EC2にデータベースを直接インストールするのではなく、AWSのRDSを利用すると、運用管理を自動化しつつ、高可用性・スケーラビリティを向上できます。  

Amazon RDSは、MySQLやPostgreSQL、MariaDB、SQL Serverなど、複数のデータベースエンジンの選択が可能です。

自動バックアップ・自動パッチ適用・監視とアラートにより、自動管理を実現して運用負担を軽減できます。

VPC内でのプライベート接続やIAM認証と暗号化対応で、高いセキュリティの維持も可能です。

AWSのWebサーバーを構築する方法

ここでは、AWSのWebサーバーを構築する方法を9つのステップに分けて解説します。

1. AWSアカウントと仮想ネットワークを作成する

最初にAWSアカウントを作成し、仮想ネットワークをセットアップしましょう。

アカウント作成後、AWSのVPC機能を利用して、自社専用の仮想ネットワークを構築できます。

VPCを使うと、AWS上にプライベートなネットワーク環境の作成が可能です。

VPCには、アカウント作成時にデフォルトで設定されているサブネットやインターネットゲートウェイ、ルートテーブルがありますが、特定のネットワーク要件に応じて、これらを手動で設定する場合があります。

2. サブネットを作成する

仮想ネットワークを作成したら、VPC内にサブネットを作成しましょう。

サブネットは、VPCのIPアドレス範囲の一部を使用するネットワーク領域で、そこにEC2インスタンスなどのリソースを配置して動作させるものです。

3. インターネットゲートウェイを作成する

サブネットを作成後、VPCにインターネットゲートウェイを接続します。

インターネットゲートウェイの接続により、VPC内のリソースがインターネットと通信できるようになります。

4. ルートテーブルを作成する

VPC内のトラフィックの流れを管理するために、ルートテーブルを作成しましょう。

ルートテーブルでは、異なるサブネット間やインターネットとの接続のルールを定義し、ネットワーク内のデータが適切に転送されるようにします。

5. AWS EC2を使ってWebサーバーを設定する

EC2では、使用目的に応じてWindowsやLinuxなどのマシンイメージを選び、仮想サーバーである「EC2インスタンス」を作成して利用します。

EC2を使うと、AWS上で必要な計算リソースの確保が可能です。

6. Windowsマシンの場合はSSHクライアントソフトをインストールする

EC2インスタンスにWebサーバーソフトウェアをインストールするには、まずEC2インスタンスへの接続が必要です。

Linux環境では、SSHクライアントソフトを利用して接続を行います。

Windowsの場合、「Tera Term」などのSSHクライアントをインストールすることで接続可能です。

Macでは、OSに標準搭載されている「ターミナル」を使うことで、追加のソフトウェアなしでSSH接続できます。

7. SSHを使ってインスタンスに接続してApacheをインストールする

インスタンスを作成したあと、キーペアを生成し、SSHまたはEC2 Instance Connectを利用してインスタンスに接続しましょう。

接続が完了したら、WebサーバーソフトウェアであるApacheをインストールします。

Apacheを導入すると、EC2インスタンスはWebサーバーとしての機能を持つようになります。

8. AWS ALBでロードバランサーを設定する

Webサーバーの設定が完了したら、次にロードバランサーを設定しましょう。

AWSのALBを利用し、パブリックサブネットに配置し、AWSマネジメントコンソールから必要な設定を行って動作を確認します。

9. AWS Route 53で独自ドメインとDNSを設定する

最後に、AWSのRoute 53サービスを利用して独自ドメインとDNSを設定します。

Route 53を使うと、ドメイン名の登録やDNSルーティング、さらに健全性チェックをAWS内で統合的に管理が可能です。

Route 53では、外部からアクセスされるリソースの情報をパブリックDNSに追加します。

これでAWSのWebサーバー構築は完了ですが、詳細な設定や本番環境での運用にはさらなる専門的な知識が必要です。

ただし、サーバーを試しに構成したい場合は、ALBやDNS設定は不要です。

AWSのWebサーバー構築は外部に委託できる

AWSのWebサーバーは、自社構築はもちろん、外部委託もできます。

ここでは、Webサーバー構築を外部に委託するメリットや、委託先の選び方をご紹介するので、IT人材が不足しているが構築を検討している場合はぜひ参考にしてください。

外部委託のメリット

AWSでのWebサーバー構築には特有の知識や経験が必要ですが、専門のエンジニアに委託すると、技術的な課題を迅速かつ適切に解決できるため品質が保証されるメリットがあります。

また、Webサーバーの構築や運用には、時間と人的リソースがかかります。

外部委託すると、社内のリソースを他の業務に集中でき、効率的にプロジェクトを進められる点もメリットです。

AWSではスケーラビリティが重要ですが、最適なインフラの設計には経験が必要です。

専門家は、将来的なスケールアップやスケールダウンを見越した設計ができ、必要なタイミングで最適なリソースを導入できます。

委託先の選び方

AWSのサービスに精通しているかどうかを確認するために、AWS認定資格を持つパートナーを選ぶのがおすすめです。

技術的な知識がしっかりしていると保証されるものなので、クオリティを重視している場合の判断材料にすると良いでしょう。

AWSでのWebサーバー構築の実績が豊富な企業を選ぶ際、過去に似たようなプロジェクトを手がけた経験があるところがおすすめです。

実績のある事例やクライアントのレビューを参考にし、成功事例を見ることで信頼性が増します。

また、委託先が提供するサービスの範囲を確認しましょう。

AWSのWebサーバー構築だけでなく、運用、セキュリティ、スケーリング、バックアップ、障害対応など、包括的なサポートを提供しているかも確認するポイントです。

まとめ

AWSのWebサーバー構築には、VPCやEC2、ALBなどのAWSサービスを駆使した設計が求められます。

外部に委託すると、専門知識や経験を活かし、スピーディかつ効率的に構築が可能です。

委託先選びでは、AWS認定資格、実績、サービス範囲などを重視し、セキュリティや運用面でも信頼できるパートナーを選びましょう。

最終的に、プロジェクトの成功には、適切な準備とコミュニケーションが重要です。

AWSでのWebサーバー構築は、専門家と協力すると高品質なサービスを実現できます。